出版社内容情報
《内容》 軽症化・広範化する「こころのかぜ」、抑うつ。本書は、社会心理学における「自己」の研究を実際の抑うつ臨床に結ぶ「抑うつと自己注目の3段階モデル」を提起し、抑うつとは自己に向けた視線の病であることを明らかにする。実証研究から抑うつ脱出への道を探る「臨床社会心理学」のあらたな展開。
内容説明
本書は、抑うつを、自己に対する注目のしかた「自己注目」のやまいとしてとらえ、抑うつ的な自己注目の「始発」「作動」「持続」各段階のメカニズムを検討する。
目次
セクション1 抑うつの理論(「抑うつ」への実証的アプローチ;抑うつについて「自己注目」から説明する試み)
セクション2 3段階モデルに関する研究(自己注目の始発の段階;自己注目の作動の段階;自己注目の持続の段階)
セクション3 生活場面での応用に向けて(総括と3段階モデルからの示唆)