出版社内容情報
木簡は,古代史研究に多くの新知見をもたらしてきた.本書は,長屋王邸出土木簡をはじめとする重要資料を,荷札木簡は国・地域別に,その他の木簡は記載内容・用途別に分類し,鮮明な写真図録と,釈文・解説により,この十余年間の木簡研究の到達点を示す.
内容説明
本書は、木簡学会創立二〇周年を記念して編集したもので、先に刊行した『日本古代木簡選』(一九九〇年、岩波書店刊)以後に日本全国各地で出土した古代の木簡を中心に、写真図版と釈文を集成し、解説を付したものである。
目次
第1章 総説
第2章 荷札木簡(荷札木簡の概要;荷札木簡の研究;国別荷札木簡)
第3章 文書木簡(様式別文書木簡;記録関係木簡;内容・用途別木簡)
第4章 その他の木簡(和歌・漢詩;鳴・左・安・上・下;坪付・サイコロ・将棋の駒;付札;習書;音義木簡・万葉仮名 その他)