出版社内容情報
18人の歴史学者による,新しいかたちの「歴史学入門」.歴史学のおもしろさ,歴史へのこだわりを述べる本論に,「歴史家のアトリエ」と題するエッセイを付す.現代歴史学の「仕事場」から読者へのメッセージを伝える一冊.
内容説明
歴史を見る筋道、歴史と人間を考える基礎。複雑な過去の出来事、解決困難な現在の問題にむきあい、新たな歴史像の構築をめざすために。
目次
第1部 生のためのパラダイム(夢のお告げ―古代人の心をのぞく;古代日本人と国際コミュニケーション ほか)
第2部 テキストと叙述(なぜ歴史を書くのか―イブン・ハルドゥーンと司馬遷によせて;王と貧者―救貧の史料をどう読み解くか ほか)
第3部 時代のロジック(世界史年表を作る―通時と共時;樽井藤吉の「アジア主義」―東アジアの「近代」と「国家」 ほか)