出版社内容情報
主要著作の解読を通じて,ルソー独自の理論構成や思想表現の方法の特質を抽出,その社会批判,国家論,教育論,宗教論等を,絶えず自己を更新していく「思想の運動」として捉える.従来とは異なった視点・方法によって新たなルソー像を提示. 渋沢・クローデル賞受賞
内容説明
ルソーの作品の構成、論述の展開という最も基礎的で具体的な場面に身をおき、作品の解読という作業を通じて、ルソーの著作の存在構造を分析し、ルソーの思想表現の特質を明らかにする。渋沢・クローデル賞受賞。
目次
第1部 批判(知の批判;社会の批判;関係の批判)
第2部 構想(ルソーの方法;政治体と公民;人間の教育;関係の革命)
第3部 構想と夢想のはざまに(宗教批判の構図;制度と戦略)
著者等紹介
吉岡知哉[ヨシオカトモヤ]
1953年東京に生れる。1976年東京大学法学部卒業。東京大学法学部助手を経て、立教大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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