内発的発展論

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内発的発展論

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  • サイズ B6判/ページ数 268p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784130501002
  • NDC分類 331
  • Cコード C3031

出版社内容情報

自然との調和を基軸に,人間社会の発展を自立・自然的におし進めんとする,新時代へ向けての社会経済的“発展論”に関する理論的考察と,具体的事例研究(日本,中国,インド,東南アジア,ラテンアメリカなど)の成果を収録. 東畑記念賞受賞

内容説明

21世紀を目前にしたわれわれの地球は、生態系破壊、貧困・飢餓、核・戦争の脅威などに象徴されるような、極めて深刻な危機の中にある。本書は、このような地球的規模の諸問題が、西欧型「近代化」の負の集積に起因することを明らかにしながら、この「近代化論」にとって代わることのできる新しい発展の道を、「地域」から発想しながら追究した、意欲的研究書である。

目次

第1部 内発的発展論とは何か(内発的発展論の起源と今日的意義;内発的発展論の系譜;新国際秩序と第三世界知識人―世界危機への対応能力としての知的創造性;非西欧的方法論の試み)
第2部 内発的発展を探る―その条件と実際的展開(開放定常系と生命系―江戸時代の水土思想からみた現代エントロピー論;ラテンアメリカの歴史的特質と内発的発展;内発的発展の模索―東南アジアNGOs・研究者の役割との関連で;地縁技術と地域自立運動―南アジアからの事例;アジアにおける内発的発展の多様な発現形態―タイ・日本・中国の事例)