「悪魔祓い」の戦後史―進歩的文化人の言論と責任

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「悪魔祓い」の戦後史―進歩的文化人の言論と責任

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  • サイズ B6判/ページ数 375p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163491707
  • NDC分類 309.021
  • Cコード C0095

出版社内容情報

スターリン、毛沢東、金日成らに幻惑され、彼らを熱狂的に支持した日本のマスコミや知識人たち。その妄言の数々を徹底検証する!

内容説明

91年末のソ連崩壊で戦後長らく論壇を支配していた進歩的文化人も、遂に引導を渡され、ソ連の道連れとなって歴史の舞台から退場した。しかしこの検証と論考は、いまさら彼等の言説の非や錯誤をあげつらうのが目的ではない。彼等の現実の推移から遊離した思考がどこから由来し、どこにその歪みの原因があるのかを追究しようと試みたものである。

目次

第1章 「ソ連」に憑かれた人々
第2章 「シベリア抑留」擁護論の系譜
第3章 「全面講和論」の魑魅魍魎
第4章 60年安保への序曲
第5章 「非武装中立」の妄想
第6章 観念的平和論の末路
第7章 ソ連信仰の変容
第8章 毛沢東の魔術
第9章 文革礼讃の終焉
第10章 すばらしき北朝鮮
第11章 首領サマの経済論争
第12章 テロ国家の弁護人
第13章 「金賢姫」を否定した人々
第14章 ヴェトナム戦争―錯誤の原点
第15章 従軍ジャーナリストの玉石
第16章 ベ平連の自家撞着
第17章 ヴェトナム反戦の日米共振
第18章 パリ和平会議の裏切り
第19章 ヴェトナム解放神話の崩壊
第20章 ヴェトナム難民を嗤った人々
第21章 中越戦争勃発に惑乱する文化人
第22章 教科書を蝕む「革命史観」
第23章 家永裁判とは何だったのか
第24章 全共闘に唱和した大学教授