内容説明
各高等学校は、教育課程審議会の答申や新学習指導要領の趣旨を生かして学校のスリム化を図り、ゆとりの中で「生きる力」をはぐくむ教育活動を展開することになる。とりわけ、実施年度までに、新学習指導要領に基づいて主体的に特色ある教育課程を編成することが緊急の課題である。各学校に期待されることは、校内研修の充実を図り、現下の教育改革の背景や内容、そしてこのたびの新学習指導要領をよく理解して、自校の教育課程の改善に協同で取り組むことである。本書は、各学校における今後の「新教育課程編成に手引」として利用していただくことをねらいとして企画されたものである。
目次
１章 新教育課程の基準の改善の基本方針（中央教育審議会及び教育課程審議会における審議の概要；教育課程審議会の答申内容の構造；教育課程の基準の改善に当たっての基本的な考え方 ほか）
２章 特色ある学校づくりと新教育課程（学校週５日制完全実施に向けたこれからの高等学校；特色ある学校づくりと創意ある教育活動の展開；新教育課程のねらいと基本的な枠組み ほか）
３章 新教育課程の創意を生かした編成例（新教育課程の基本型；普通科における教育課程；専門学科における教育課程の編成例 ほか）
４章 「生きる力」をはぐくむ教育改善の道（普通教科「情報」の新設と学校の対応；専門教科「情報」「福祉」のカリキュラム開発；「総合的な学習の時間」の生かし方と展開例 ほか）
