目次
1 楽しく論理力が育つ国語科授業のための理論(国語学力について;国語科授業のあるべき姿;論理・論理力とは何か;論理力を育てるために)
2 楽しく論理力が育つ国語科授業の実際(論理力の育成をめざして;木原小の概要(2005年度)
第1学年の実践
第2学年の実践
第3・4学年の実践(複式学級) ほか)
著者等紹介
難波博孝[ナンバヒロタカ]
広島大学大学院教育学研究科教授博士(教育学)。1958年兵庫県姫路市生まれ。1981年に京都大学大学院言語学専攻修士課程を修了。その後私立報徳学園中学校・高等学校に奉職。中一から高三までの授業担当や担任を経験する。国語教育をちゃんと勉強するために退職し、神戸大学大学院教育学研究科修士課程国語教育専攻に入学、浜本純逸先生のもとで勉強する。修了後、予備校教師を経て、愛知県立大学文学部児童教育学科に就職、幼・小の教員養成にたずさわる。2000年4月から広島大学に異動する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yokotanman
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「論理的思考って何?」と尋ねると、明確な答は返ってこない。大切だけど、内実は曖昧で、考えさせてればいいんじゃない程度の理解でお茶を濁している。その論理的思考力に正面から取り組み、論理的思考の構造や系統を提示してくれている前半は、学びが多い。論理を、因果関係・順序・一般と具体・概観と詳細に大別する。分析、比較、分類なども含めたいなと個人的には思うが、このように大鉈を振るわなければ、研究は進まない。一方、実践編はあまり感心しなかった。「実の場」といいながらも、学習材は旧来型の読解指導。2014/07/18