内容説明
夏やすみだというのに、とうさんは朝から晩まで仕事ばっかり。ぼくの相手もしてくれない。でも、ある土曜の朝「キャンプにいくぞ」。とうさんのひと言で、ぼくたちの旅は始まった。無口な父と内気な息子。ふたりの間にかよいあう愛情を静かに綴った心にしみいる絵本。コールデコット賞受賞作家アレン・セイの作品を椎名誠の訳でおくる父と息子の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
114
読メさんの感想で読もうと思い図書館から借りてきました。父親と子供の何気ない話なのですが、素晴らしい色彩と風景が素晴らしい絵に引き付けられました。何度も眺めているだけで心が静謐な感じに満たされる気がします。文章の訳は椎名誠さんです。自分でも持ちたくなる本です。2016/01/09
たまきら
34
静かな印象を与える端正な絵。すっかりファンになったアレン・セイさんによる、ちょっとコミュニケーションベタな父子の夏休みの話が愛しかった。2018/07/09
スプーン
31
父と子の「気持ちが伝わった瞬間」を描いた絵本。 詩的ですばらしい。2022/05/30
booklight
28
水彩の絵がいい感じ。題材もいいのだけれど、おとうさんの働きすぎが身につまされてちょっと世界にはいることができなかった･･･。2022/03/06
ヒラP＠ehon.gohon
21
小学４年生に読み聞かせしました。９年前にも読んだ記録がありました。児童たちの手応えを感じたのは、読み聞かせ年輪のおかげでしょうか。秘密の湖を探しての父と息子のアドベンチャー。お父さんたちにも読んで欲しい絵本です。2018/07/04
