内容説明
ベルサーキ家は、ふつうの町にある、ふつうの家に住む、ふつうの家族でした。ある日、おかあさんに「わからんちん」と呼ばれたおとうさんが、むすこのオーランドのペットにドラゴンを買ってくるまでは…。実力と人気を兼ねそなえた作家コンビが贈るちょっぴり(?)かわったペットとベルサーキさん一家のユーモラスなお話。ケイト・グリーナウェイ賞受賞作。
著者等紹介
小山尚子[コヤマナオコ]
1955年広島生まれ。同志社大学卒業。訳書に「イングリッシュローズの庭で」(産経児童出版文化賞受賞)「どうして?」(いずれも徳間書店刊)がある
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感想・レビュー
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Hideto-S@仮想書店 月舟書房
75
両親と一人息子の三人家族。〈普通〉がモットーのどこにでもいる家族の生活は、ある朝の夫婦喧嘩で一変します。息子に買ってあげるペットのことで、ママはパバに「わからんちん!」という言葉を投げつけます。悔しいパバは、ペットショッブで「お買い得」の札がかかった小さなドラゴンを買ってきます。感情に任せて生き物を飼うのは反対だけど、大切に育てられたドラゴンはどんどん大きくなって……ファンタジーに♪ 丁寧に描かれたきれいな絵本です。オリジナルは1969年発行。日本語版は2008年6月初版。ケイト・グリーナウェイ賞受賞作。2015/05/23
小夜風
26
【図書館】ペットショップにドラゴンがお買い得で売ってたら買っちゃう?トイレ躾済みですし(笑)。私も魔法列島に行ってみたいな~♪今まで見てきたヘレン・オクセンバリーの絵と随分テイストが違っていて、でも素敵でした♪2014/11/20
gtn
22
一線を越えやすい家族は確かに存在する。そんな家族を重宝がるのはバラエティ番組ぐらいだが。2020/10/20
あおい
17
ベルサーキ家はどこにでもいるような普通の一家だった。ドラゴンをペットにするまでは…。ドラゴンだもん大きくなるよね。大事にされたドラゴンと家族の絆。もう普通には戻れないかな。2016/04/29
pocco@灯れ松明の火
15
読友紹介本:「わからんちん」の父は、ペットやさんで「かわりだね、おかいどく」「トイレしつけずみ、50ペンス」のペットを持ち帰る。>>母の移り気な所に共感!困ることは容易に想像できるが、さてどうするか?からの展開が楽しい。 最後のオチのひとことも嬉しい一言^^。2011/12/01
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- 和書
- 世界年鑑 〈1988〉