遺伝のしくみ

遺伝のしくみ

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  • サイズ A5判/ページ数 162p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784254176476
  • NDC分類 460.8
  • Cコード C3345

出版社内容情報

遺伝のしくみについてDNAのレベルからとらえた新しい遺伝学の教科書。〔内容〕遺伝現象はどのように研究されてきたか/遺伝子の本体とその複製のしかた/遺伝子の情報の発現のされかた/突然変異と生物の多様性/遺伝情報からみた進化

【目次】
1. 遺伝現象はどのように研究されてきたか
 1.1 遺伝学とは
 1.2 研究材料の変遷と研究の進展
 1.3 DNAと分子遺伝学
 1.4 ヒトの遺伝と遺伝子の変化
 1.5 遺伝学特有の研究領域
 1.6 遺伝の医学
 1.7 100年の歴史と将来
2. 遺伝子の本体とその複製のしかた
 2.1 Mendelの実験とMiescherによるDNAの発見
 2.2 細胞核と染色体
 2.3 細菌の形質転換
 2.4 バクテリオファージの感染実験
 2.5 DNA複製と二重らせん構造モデル
 2.6 半保存的DNA複製:MeselsonとStahlの実験
 2.7 末岡と吉川の実験
 2.8 DNA複製の遺伝学的研究
 2.9 DNA複製の生化学的研究
 2.10 複製開始―DNA鎖伸長―終結反応
 2.11 複製点(複製フォーク)でおきる反応
 2.12 環状DNAと直鎖状DNAの複製
3. 遺伝子の情報の発現のされかた
 3.1 原核細胞・真核細胞に共通にみられる遺伝子発現の基本様式
 3.2 原核細胞に特徴的な遺伝子発現のしくみ
 3.3 真核細胞に特徴的な遺伝子発現のしくみ
 3.4 遺伝子の選択的発現
 3.5 特異的遺伝子発現のため,DNAが変化することもある
4. 変異はどのようにしておこるか―突然変異の生物の多様性―
 4.1 自然および誘発突然変異
 4.2 突然変異とがん
 4.3 生物の多様性をもたらす突然変異
5. 分子進化はどのように研究されているか―遺伝情報からみた進化―
 5.1 分子進化学の始まり
 5.2 分子進化学
 5.3 分子進化の中立説
 5.4 分子系統樹
 5.5 配列データ解析の立場からみた分子進化学の現在
 5.6 機能的ドメインの進化
 5.7 ドメイン進化と生命の起源
 5.8 モチーフ検索
 5.9 病原性ウイルスの進化と未来進化の予測
 5.10 分子進化学の未来
6. 索 引

【編集者】
石 原 勝 敏, 太 田 次 郎
黒 岩 澄 雄, 清 水   碩
高 橋 景 一, 三 浦 謹一郎
【著者】
池 尾 一 穂, 五條堀   孝
塩 川 光一郎, 田 代 康 介
武 部   啓, 廣 川 秀 夫

目次

1 遺伝現象はどのように研究されてきたか
2 遺伝子の本体とその複製のしかた
3 遺伝子の情報の発現のされかた
4 変異はどのようにしておこるか―突然変異と生物の多様性
5 分子進化はどのように研究されているか―遺伝情報からみた進化