内容説明
本書においては、最初の味の知覚(味覚の心理物理学)、味の嗜好について記述し、ついで味覚受容器の形態、分布について述べ、さらに動物の各種味溶液摂取・拒否行動について述べた。続いて味神経の電気的応答、味神経線維における情報伝達、脳における情報処理、味細胞での刺激受容について記述した。
目次
1 味の知覚
2 甘味を抑制する物質、味を変える物質
3 味の好き嫌い
4 老化と味覚
5 味覚の受容器
6 動物における味溶液の摂取・拒否行動
7 味覚反応性テストと条件づけ味覚嫌悪行動
8 動物におけるアミノ酸嗜好と重金属塩忌避
9 味神経の電気的応答
10 味神経応答を抑制する物質の効果
11 味神経線維の情報と味の質の識別
12 うま味の神経情報
13 味刺激の受容
14 脳における味覚情報処理
15 疾病と味覚異常