殺意をえがく子どもたち―大人への警告

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殺意をえがく子どもたち―大人への警告

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  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784313630369
  • NDC分類 371.45
  • Cコード C0036

内容説明

もはや問題のない子はいない!いま小学生の絵をとおして見えてくる衝撃的な子どもたちの心理とは?私たち大人は何をすべきなのか。

目次

第1章 若い親たちに起こった異変
第2章 子どもの絵が変わってしまった
第3章 心が育たなくなった時代
第4章 大人は変われるか
第5章 子どもの居場所をつくるために
第6章 家族関係を見直すためのエゴグラム

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

katoyann

16
1998年刊。心理学の描画テストの結果をもとに「現実感が乏しい」絵を描く子どもが増えたことを子どもの発達上の危機として捉え、警鐘を鳴らしている。神戸の児童連続殺害事件が起きた時期であり、当時の子どもの心象風景の問題を批判的に考察している。全般的には子どもは無気力になり、かつ攻撃的な傾向を見せているとされているが、その要因は早期教育にあるという。つまり、幼い段階からマルバツで評価されていくうちに創造性を失い、また生き生きとした生活実感も失っていくのだという。現代にも通じる問題かと思われる。2024/02/26

MH

4
神戸連続児童殺傷事件をうけて急遽執筆されたらしい。それでタイトルもセンセーショナルなのかな。「IQよりEQ」など、時代の空気も感じる。前半の、子どもの描く絵を比較してというのは面白いが、その解釈が確立された基準に基づいているのか、筆者の主観のみによるものなのか、読者には専門的知識と判断基準がなく検証が出来ないので、信じて良いものかどうかわからない。後半は子育てをする母親支援のための制度の説明や筆者の取り組みが紹介されている。2015/10/17

寿々喜節句

1
大変興味深く面白い内容だった。しかしいかんせんデータが古く、超デジタル社会においてこのデータがもたらす意味がないように思える。2024/01/23

れもん

1
現代の子供たちの問題は親の問題に起因していて、更にその親の問題も関わってくる。つまりは社会全体の問題でもあるということかな。時代の変化に適応できない社会制度や人的環境。そのあたりを見直さなければ。心理テストは実際の自分と、理想の自分とでやってみて、見比べてみるのも面白い。2011/02/16

^q^

0
読み終わった瞬間窓に向けて投げ捨てたくなるような胸糞の悪〜い話題が しかし臨床心理について知識がないと腑に落ちないというか納得できないというか疑問が多くていかんなあ2011/07/11

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