出版社内容情報
マンの死後20年たった1975年に初めて公にされた膨大な量の日記を,無削除でかつ編集者の手を加えずにそのままの形で公刊したものに詳細な注が付されている。トーマス・マン研究家やドイツ文学者には必備の資料であるが,ヨーロッパ精神史上の貴重なドキュメントでもある。マンの日記の第1巻にあたる本書は,1933年3月から1934年12月末までの2年間分を収める。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
駄目男
11
トーマス・マンの日記は5巻あるらしいが、私が読んだ本書は第1巻になる。併し、こんな本を読む人など先ずいないだろう。それもそのはず、かなり専門的で難しい。偶然、古書市で見つた1933ー1934年の第一巻は、ヒトラー政権が勃興した年と重なり興味がわいたが、如何せん、ドイツ語の読みづらさ、人名、地名などカタカナで読むには四苦八苦。 更には膨大な注釈、マンの交友関係の広さから作家、大学教授など当時の著名人がこれでもかというほど登場する。 なかでもヘルマン・ヘッセとの親交は深く、自身がノーベル文学賞作家でもあること2023/01/13
月
0
通読したわけではないよ2014/07/04