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社会学的想像力

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  • サイズ B6判/ページ数 324p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784314007030
  • NDC分類 361
  • Cコード C1036

出版社内容情報

現代アメリカ社会学で異彩を放ち,ラディカル社会学の先駆をなしたミルズの代表作!
マルクスとウェーバー,フロイトとミードを綜合するという社会学理論を構想していたミルズは,本書において社会学の主要な潮流を批判し,たくましい構想力でこれからの社会学のあり方を追求する。社会科学を志す学生・研究者に必読の古典。

内容説明

本書は、現代アメリカ社会学で異彩を放ち、ラディカル社会学の先駆をなしたミルズの代表作のひとつである。マルクスとウェーバー、フロイトとミードを綜合するという社会学理論の構想に集中していたミルズは、本書において社会学の主要な潮流の徹底批判とともにたくましい構想力でもって、これからの社会学のあり方を追求する。

目次

第1章 約束
第2章 誇大理論(グランド・セオリー)
第3章 抽象化された経験主義
第4章 さまざまな実用主義
第5章 官僚のエートス
第6章 科学哲学
第7章 人間の多様性
第8章 歴史の効用
第9章 理性と自由について
第10章 政治について

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うぉ

7
それは自分の問題か、それとも社会の問題か?という問いに対する1つの答えがここにある。それについて考えたことがある人にはぜひ手にとって欲しい一冊。社会学初心者の僕にとっては難解で消化に時間がかかったが、それでも得られたものは多いと断言できる。2018/10/19

Z

5
社会学者による現代社会学批判。あんまり面白くはなかったが、パーソンズの社会システム論といい、ただ統計調査等、データ集めやってるやつらといい、制御対象として国民捉えるだけで、制御するやつらや、機構に対する批評意識持てと。専門分化しウェーバーやマルクスに比し矮小化、官僚化する学者文化に喝を入れている。どの分野にも批判は当てはまる。社会学が個人が官僚の視点にたって物事かたるための学問になって、それを批評する視点が欠けること。パノプティコン化する学問。重要な指摘ではあると思う2016/03/31

深夜の麦茶

0
「個別具体的なものと社会構造の結びつきを考えましょうね」という教科書的な話ではない。50年代の国家統制資本主義と大衆社会を背景に、知識人の役割を論じた本として読まれるべき。時代がかった記述からは、ミルズが民主主義社会を支える「公衆」に対して、自己省察を行う主体としてのかなり厳しい規範を要求していることが読める。この自己省察が、私的状況に閉塞する個人という心理主義に陥らないようにするために、「社会学的想像力」が重要なのである。2013/03/02

books_man

0
身の回りで起こる諸問題と社会構造との関係性を読み解く力(社会学的想像力)の大切さを教えてくれた本です。社会学的想像力とは何なのか、その欠如がどのような問題を生み出すのか、私たちはどう振る舞うべきなのか、そんなことを考えさせてくれます。

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