内容説明
最近、授業がつまらないという子どもが増えているといわれます。現在、一般に行われている、いわゆる「一斉授業」は、一人の教師が、一定の時間内に同じ質、同じ量の内容を、多数の子どもに同時に伝えられるという点では、確かにすぐれた方法ですが、反面、教室にいる子どもたちに共通性が少ない場合、非常に成立がむずかしいという欠点があります。この本では、こうした現実を見つめながら「教室にいる子どもたちみんなが、生き生きと参加する授業」がつくれないかを考えてみました。
目次
1章 子どもたち一人ひとりを見なおしてみる
2章 「個を生かす授業」をイメージ化する
3章 「個を生かす授業」の工夫をみる
4章 「個を生かす授業」をつくる
5章 実践校の取組みをレポートする