出版社内容情報
L．ストロース以降のフランス人類学の中の最良の一冊。意味と機能，行為と解釈，個人と社会，被抑圧者と抑圧システム等の人類学の難問に対し，一貫した論理で答える。
【目次】
序
第１章 ライオスの復讐―人間の本性と差異
1 抑圧
2 自然、文化
3 個人的理由、社会的理由
4 『アンチ・オイディプス』
5 口実としての民族学と歴史的人類学
第２章 国家なき全体主義―イデオ-ロジックと権力関係 1 支配、全体主義、象徴作用
2 イデオ-ロジック 3 イデオ-ロジック、シンボリズム、社会的慣習行動
4 イデオ-ロジックの構造
5 文化接触
6 意味と権力
第３章 個人の幻想―リベラリズムと抑圧
1 個人、制度
2 制度、機能、支配
3 一と他、複数の単数
4 ＳＡＳ、あるいは加法による完全性
5 リネージの論理、消費社会の論理
結論のために
訳者解説
内容説明
Ｇ．ドゥルーズ、Ｆ．ガタリ、レヴィ＝ストロース、Ｅ．モランらへの生産的な批判を展開。最も良質な人類学と現代思想との格闘の現場が生々しく見て取れる所が本書の最大の魅力である。
目次
第１章 ライオスの復讐―人間の体性と差異（抑圧；自然、文化 ほか）
第２章 国家なき全体主義―イデオ‐ロジックと権力関係（支配、全体主義、象徴作用；イデオ‐ロジック ほか）
第３章 個人の幻想―リベラリスムと抑圧（個人、制度；制度、機能、支配 ほか）
