出版社内容情報
《産業革命がもたらした光と影、帝国主義と庶民》 産業革命の文化/フランス革命の衝撃/ジェントルマンと小説/福音主義者の理想と奴隷制の廃止/植物帝国主義/人口論・移民・帝国/ベンサムとベンサム主義/工業化時代のもう一つの社会/産業革命と絵画/「子どもの世紀」の光と影
内容説明
本書は、ヴィクトリア時代に先立つ18世紀後半から19世紀前半にかけての時代像を構成しようとしたものである。その内容は、産業革命を論じたもの2篇、フランス革命の影響に大きく関わるもの2篇、この時期の急進主義思想に関わるもの2篇、ジェントルマンをとり上げたもの1篇、帝国の経営に関わるもの3篇の計10篇の論考からなっている。
目次
1章 産業革命の文化―科学と技術について
2章 フランス革命の衝撃
3章 ジェントルマンと小説―ジェイン・オースティンを中心に
4章 福音主義者の理想と奴隷制の廃止
5章 植物帝国主義
6章 人口論・移民・帝国
7章 ベンサムとベンサム主義
8章 工業化時代のもう一つの社会―ウィリアム・コベット
9章 産業革命と絵画―孤高の画家ジョン・マーティン
10章 「子どもの世紀」の光と影