内容説明
新しい分野での研究成果が近年公刊されつつある。それらの成果と教育学研究との架橋・接合が有効に遂行されるためにはまずもって、戦後わが国の教育理論の検証が必須の要件である。本書はこのための先達による苦闘の記録であると同時に導きの糸である。
目次
第1章 戦後“変革期”の教育理論
第2章 戦後教育学・教育理論の出発
第3章 教育編成論と教育本質論
第4章 カリキュラム改造・地域教育計画運動
第5章 教育“近代化”論から“植民地教育”論へ
第6章 平和・独立をめざす教育運動とその理論
第7章 国民教育論の形成と展開
第8章 高度経済成長政策と教育理論
第9章 国民の教育権と子どもの学習権
第10章 共に生き、共に学び、共に育つ教育理論の創造へ