著者等紹介
ゲッフェンブラード,ロッタ[ゲッフェンブラード,ロッタ][Geffenblad,Lotta]
1962年、スウェーデンのルンドに生まれる。ストックホルムのベックマン美術学校で学んだのち、1985年よりアニメーションの制作に携わる。夫君ウッジ氏とZig Zag Animationという工房をつくり創作する。また最近は絵本作家としても注目されている。デビュー作『アストンの石』で、2004年ボニエ・カールセン社主催の絵本コンテスト1位
菱木晃子[ヒシキアキラコ]
1960年、東京都に生まれる。慶應義塾大学卒業。北欧を中心に児童書の翻訳を多数手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
空猫
25
ハハハ( ´∀`)!!何てかわいらしいお話。そしてナイスなオチ。 2022/09/25
花林糖
17
(図書館本)アストンの気持ちも理解出来るが親は大変です。最後は親としては勘弁だとおもうけどオチとしては良かった。アストンの石への想いがとても可愛い。絵もとても素敵でした。(中古入手)2019/07/10
小夜風
17
【図書館】絵が面白い。額のシワで感情を表してるのが上手いな~って思いました。アストンは石を見て寒そうだとか可哀想とか思ってしまい、その度に石を家に持ち帰っちゃいます。いつしか家は石だらけ!パパがギターケースを出してきた時は「だよね」って思ったけど、アストンを傷つけずに納得する形で石とさよならさせたことは凄いな~って尊敬。うちの子たちも「何でそんなものを?」というようなものを集めてたりしますが、私がゴミだと思ったら容赦なく捨ててしまうので(笑)。2015/04/29
Cinejazz
16
枯葉舞うある秋の日、黒い仔犬の<アストン>は、ママとのお買い物の帰り道で「丸い形の石」を見つける。家に持って帰ると「ほうら、もう寒くないよ!」と毛糸の帽子にくるんで、ベッドに寝かせた・・・。その次の日も「独りぼっちで寂しそうな石」を持ち帰ってくる・・・。そうして、家の中は「可哀そうな石」で一杯になり、ママはタメ息、パパは首を振る。・・・スウェ-デンの絵本作家が、子どもの心情をいたわる親の想いを描いて、絵本コンテストで1位に輝くほのぼの絵本。2022/07/24
ヒラP@ehon.gohon
15
異常に石に執着するアストンに、いろんな事を考えさせられました。石はアストンにとって何だったのでしょうか? とても寂しい気持ちだったのでしょうか。石が仲間たちといることに関しては納得してくれたのですから。(代わりに孤立していた枝を持ち帰りましたが) この絵本でもうひとつ気になったのがパパ。編み物をしているのは、どうやらお母さんではなくてお父さんです。ギターをひくお母さんと不思議な対象関係です。 そんなお父さんの、アストンにかけた言葉に包容力を感じました。2019/04/22