内容説明
地図に関わり４０年超。作った地図は数知れず。旅とお酒が好きな、日本地図センター理事長ノノさんのエッセイ。
目次
第１章 やっぱり東京は面白い
第２章 広島はマイルド
第３章 地図の風景
第４章 ほんのちょっと真面目に地理
第５章 東日本は武骨
第６章 西日本はのどか
第７章 伊能忠敬に酔う
第８章 情けといちびりの風景
第９章 スローに地理な旅
著者等紹介
野々村邦夫［ノノムラクニオ］
１９４２年京都市に生まれ、東京都で育つ。東京大学理学部地学科卒業、東京大学大学院理学系研究科地理学専門課程（修士）修了。６７年建設省（現国土交通省）に入省後、主として国土地理院に勤務したほか、建設本省、環境庁（現環境省）にも勤務。国土地理院で測図部長、測地部長、企画部長、参事官、院長を歴任後、９９年退官。学校法人鶴学園理事・広島工業大学教授を経て０３年９月から（財）日本地図センター理事長。（株）プレック研究所監査役、明治大学文学部非常勤講師を兼務。ほかに（社）日本写真測量学会副会長、（社）環境情報科学センター理事、（社）日本測量協会理事、（財）総合科学研究機構副理事長なども。００年１月からアサヒ・コムに「駅弁地理学」を連載。０４年１１月からアスパラクラブに「地図一途」を連載中
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感想・レビュー
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マッピー
5
「どんな地図が好き？」と聞かれたら、「昭文社のマップル！」と即答できます。なぜなら、私が地図を見るのは、ひとえに迷子予防のためだから。道路周辺の情報はピカイチです。しかし地図というのはそれだけではない。等高線から地形を読み込み、一歩先を行く地図判読。ロラン・バルトも言っている。一枚の地図に含まれている情報量の多さを。ま、でも、地理って地図だけではないのよ。鈍行列車やフェリーで旅するエッセイが、楽しくて楽しくて。決して乗り鉄でも旅行好きでもない私の、ささやかな旅行熱が沸騰いたしました。2017/10/15
