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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うめもも☆さくら
3
子午、寅申の重要な軸。例えば霜月まつり(稲の祭り)が収穫後2ヶ月以上も後の厳寒のさなかに行われる理由を柳田國男は「収穫後、長期にわたる物忌みが必要とされたから(祭日考)」としたそうだが、物忌み説では解明し切れない部分が、陰陽五行、易の卦をもって考えると理解しやすいとか。そのほか、お正月、盆、節分、冬至etc、おとぎ話や妖怪にいたるまで、さまざまな行事の意味、食べ物や作法、小道具…。気持ちいいくらいの解釈を読ませてくれる。正しいのかどうかは判らないけれどとっても面白かった!お正月がどれだけ特別なのかも納得。2015/01/29
Y / N
2
馴染みのなかった「陰陽五行説」。ひも解けばカラクリは単純明快で,あらゆる事物に木・火・金・水・土の5属性を割り当て,属性どうしの相性から森羅万象の道理を類推しようというものだ。なぜ節分で豆をまくのか?なぜ日光東照宮の馬舎に三猿が刻まれているのか?なぜ東洋医学があのような成り立ちなのか?様々な謎の答えがここにある。視界を一気に拡げてくれる名著。2015/09/23
かな
1
難しかった。でも面白かった。謎解きのヒントをもらっているかんじ2018/03/31
Y.Yokota
1
桃太郎が陰陽五行の物語とは面白い。前著が陰陽五行と祭事について、この本はさらに掘り下げて民俗信仰などに入り込んだ(もしくは形を変えた)それらの話。序盤は太陽太陰木火土金水と十干十二支その他の概要、以後は日本の民俗と陰陽五行との関係の考察、それと旧暦の月の話で、相生・相剋や三合については繰り返し説明してくれるので頭に入って来やすい。最初に読むにも良いと思う。2017/01/31
愛奈 穂佳(あいだ ほのか)
0
読み応えばっちり!章タイトルだけでわくわくしてきます。→陰陽五行思想の概要・陰陽五行と迎春呪術・中国周辺諸国における迎春呪術・陰陽五行と防災呪術(対震・対雷・防火・対洪水・対風)・陰陽五行とくらしの民族(正月と盆・山の神と田の神・色彩の呪術・死屍呪物・長寿呪術・「桃太郎」と「河童」・『易』と日本の民族2014/04/30