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出版社内容情報
《内容》 Learning Disability児・Attention Deficit Hyperactivity Disorder児は,中枢神経系に何らかの障害を持っていると考えられている。その子どもたちに身体運動刺激を与えることで劇的に改善すること,学内外の支援がとりわけ必要であることを明らかにする。
内容説明
ハサミの使用、なわとび、キャッチボール、ドリブルなどを苦手とし、集団生活になじめないことも少なくないLD児、ADHD児たち。トランポリン、スクーターボード、フープ、ロープ、風船、段ボール、コクーンなどを使った身体運動が彼らを大きく変える。子どもに、自信、意欲、感動、笑顔をもたらす楽しい身体運動の理論と方法を明かす。
目次
第1章 いま、日本の子どもたちは
第2章 身体運動からみたLDとADHDの子どもたち
第3章 LD児とADHD児を支援する視点
第4章 身体運動はLD児たちを救う
第5章 LD児とADHD児たちへの運動支援のあり方
第6章 LD児のための運動環境づくり
第7章 LD児の知覚・学習能力を促す運動
第8章 LD児のための社会性・情緒性を促す運動
著者等紹介
小林芳文[コバヤシヨシフミ]
1944年長野県生まれ。現在、横浜国立大学教育人間科学部教授(障害児教育講座)、東京学芸大学連合大学院博士課程教授(併任)。1973年東京大学大学院教育学研究科博士課程修了、東京大学助手(健康教育研究室)となる。この間、「幼児の平衡機能の研究」で教育学博士を取得。この頃より、障害児の運動発達とムーブメント教育の研究をスタート。その後、国立特殊教育総合研究所研究員、横浜国立大学助教授、米国ニューヨーク州立大学客員教授、横浜国立大学附属養護学校校長(併任)を歴任。障害乳幼児の療育支援ではじまった「たけのこ教室」(母子教室、福井市)など、各地のムーブメント教育療法のグループに関わっておよそ20年。1987~2000年、7回にわたって韓国テグ大学、台湾台南師範大学、台北師範大学で障害児療育集中講義・演習。1999~2000年、中華民国自閉症協会・親の会の招待で療育実技講座を担当。LD、ADHD、自閉症、重症心身障害などの子どもたちへの楽しい身体運動の実践的教育を進めている。その取り組みで、「NHKあすの福祉」「NHK療育相談」に出演
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