出版社内容情報
本書は名著の誉れ高いＧ・Ｍ・トレヴェリアンの『イギリス社会史』に比肩するものとして、今後末永く読みつづけられるべき社会史の決定版である。
数多くの稀少な写真資料を援用しつつ、その時代を生きた人びとの顔つきまでを浮かびあがらせる記述の妙は、ジェネラル・ヒストリーに浸ることの醍醐味を味わわせてくれる。
内容説明
辺境の小国から世界の帝国へと発展していったイングランド。ストーンヘンジからノルマン征服、王室と議会政治、農業・産業革命、戦争、娯楽、衣食住にいたるまで、その全貌を克明に描ききった、イングランド社会史の金字塔。
目次
先史時代―文字に残されていない歴史
ノルマン征服以前のイングランド―侵入、抵抗、移住、そして征服
中世前期のイングランド―従属、拡張、そして文化
中世後期のイングランド―秩序と衝突
一六世紀のイングランド―宗教改革とエリザベス女王
革命の一七世紀―ピューリタン革命、王政復古、そして名誉革命
一八世紀のイングランド―富と権力と快楽の追求
一九世紀のイングランド（工業化の経験；交通・通信網の発達；助走、開花、余波）
二〇世紀前半のイングランド―戦争による分水嶺
第二次世界大戦後のイングランド―窮乏と進歩
現代のイングランド―終わりと始まり
著者等紹介
今井宏［イマイヒロシ］
東京大学大学院博士課程（西洋史学専攻）単位取得退学。元・東京女子大学文理学部教授。２００２年逝去
中野春夫［ナカノハルオ］
東京大学大学院博士課程（英文学専攻）単位取得退学。現在は学習院大学文学部教授
中野香織［ナカノカオリ］
東京大学大学院博士課程（地域文化研究専攻）単位取得退学。東京大学非常勤講師などを経て現在コラムニスト
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