マタイ受難曲

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マタイ受難曲

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  • サイズ B6判/ページ数 491,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784487791002
  • NDC分類 765.2
  • Cコード C0073

出版社内容情報

イエスに寄せるいたましい思い,内なる罪への悔悛――人間の永遠のテーマ,罪,死,新生に対してバッハが込めた思いを,一曲一曲,音楽の襞へと分け入り分析する。

内容説明

イエスに寄せるいたましい思い、内なる罪への悔俊―。バッハの音楽の襞へと分け入る、画期的な作品研究。

目次

序論(受難と受難曲の歴史―バッハまで;《マタイ受難曲》の資料と作曲年代;ピカンダーによる自由詩 ほか)
本論(花婿が、小羊のように―冒頭合唱曲の世界〈第1曲〉;受難の預言〈第2曲―第4曲b〉;香油を注ぐ女〈第4曲c―第6曲〉 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

べすたん

26
バッハのマタイは人類の至宝の一つといわれいます。その楽曲の製作過程や歌詞の出来ていく過程などが詳しく書かれていて、これからもこの曲を聴く時、必ず思い出すと思われます。これからも、手元に置いておく本の一つとなりました。これ読むのに2週間も掛かってしまったけど、それくらいの時間は必要なのかも。2014/01/16

かふ

12
何年か前に、クリスマスにETVでバッハ『マタイ受難曲』の(鈴木雅明指揮)演奏を見て以来、ここ数年バッハ『マタイ受難曲』(フィリップ・へヴァレへ指揮)の演奏アルバムを聴いていたが、輸入盤ということもあって内容はよくわかっていなかった。それで解説本が出ていると知って読んでみた。以下、https://note.com/aoyadokari/n/ncfae85c18c962021/12/31

どら猫さとっち

6
これを読み始めた頃、バッハ・コレギウム・ジャパンで、マタイ受難曲を聴きに行く機会があったので、参考に読んだ一冊。著者はNHKFM「古楽の楽しみ」の案内役のひとりで、さまざまな角度から古楽の解説をして、その世界の面白さ、奥深さを教えてくれた。本書は、バッハの大作を翻訳しつつ、解説も詳しく施される。残念ながら、今は亡くなった。僕は、著者によって古楽の世界を切り拓いたといえる。彼のバッハやそれ以前と以降の作曲家の研究をし続けた業績は、大きく賞賛するに値するといってもいい。2019/04/30

marimo

3
★★★ 演奏に際して。何から何まで本当に勉強になった!バッハの音楽の「数」と神性については正直こじつけじゃねえのかと思ってしまうニワカですが、同時に感嘆せずにはいられないわけです。2013/09/15

Y.Yokota

2
「––私がドイツで行った蔵書研究の最大のポイントは、じつはここにあった。」神学者のミュラーやランバッハ、音楽家のマッテゾンらの引用とともに、著者独自の視点でバッハの聖書観を明らかにしようとする姿勢が胸に迫る研究書。数字や音形などに込められたメッセージ、楽器や調が与える効果なども1曲1曲こと細かに分析している。口語訳詞などの付録も大変充実している。補章のディスクガイドでは殊の外辛辣で、ある演奏に対しては「見当外れ」「笑えてしまう」なんて言葉も。リヒター'58しか聴いていないので次はレオンハルトでも聴こう。2016/07/09

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