出版社内容情報
慶長八年から廃藩置県まで江戸時代に立藩された五四六藩をすべて収録。御三家・普代・外様大名の配置、改易状況、初版の成立・展開、藩政の特色などを解説する。
内容説明
江戸時代に立藩された546藩を完全網羅!現在ものこる主要城下町100を収録し、藩の栄枯盛衰をしのびつつ、諸藩の由来・成立・展開や藩政の特色を明らかにする。
目次
北海道・東北
北関東
南関東
越後・北陸
甲信濃飛
東海
近畿
山陰
山陽
四国
九州
著者等紹介
工藤寛正[クドウヒロマサ]
1941年、神奈川県川崎市生まれ。筆名岩井寛。長い間雑誌編集に携わり、雑誌「歴史と旅」編集長を経て文筆業に
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感想・レビュー
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kawasaki
4
有名所の藩は紙幅を割き、城下町散策案内もあって興味深い。そうでないところは一通り(3段組みで1-2段)。藩を一覧できて一般的には面白いと言えそう。でも網羅的な本にはドマイナー藩の記述をこそ期待するマニア的には物足りない感。「その藩」の記事というより藩主の先祖話や前封地の話だよねというのも。明治移転組(例:上総鶴舞6万石)とか、存在自体が謎な藩(例:上野大戸藩)とか、もっと「その藩」を掘って見せてほしかった。「藩」は案外枠組みが曖昧で、この本ではその辺をどう捉えて記述しているのか、的な興味は満たされる。2023/01/11