内容説明
1988年教育改革法を中心とする戦後最大といわれるイギリスの教育改革の経過と教育現場へのインパクトをつぶさに観察する機会をもった著者が、コンプリヘンシブ・スクール、パブリック・スクールの観察をとおして変わりゆくイギリスの教育を案内する。
目次
序章 地球の向こう側で
第1部 イギリスの教育の展開(イギリスの教育―過去と現在;教育改革のうねり―一九八八年教育改革法)
第2部 平等主義の教育(コンプリヘンシブ・スクールの誕生と展開;リトルレイクへようこそ―コンプリヘンシブ・スクールのいま;変わりゆくリトルレイク―コンプリヘンシブ教育の揺らぎ)
第3部 「自由」主義の教育(もうひとつの世界―バブリック・スクールの現在;市場原理の導入―GMスクールとリーグ・テーブル)
第4部 日英教育の比較(日英両国における教育のエートス―比較中等教育のひとつの試み;日英教育の収斂?―教育改革のゆくえ)