出版社内容情報
【全巻内容】1 ギリシア哲学(藤沢令夫監訳)2 中世の哲学(山田晶監訳)3 近代世界の哲学 ミュンツァーからライプニッツへ(竹内良知監訳)4 啓蒙時代の哲学(野沢協監訳)5 哲学と歴史 カントからマルクスへ(野田又夫監訳)6 産業社会の哲学 ニーチェからフッサールへ(花田圭介監訳)7 人間科学と哲学(田島節夫監訳)8 二十世紀の哲学(中村雄二郎監訳)
内容説明
最大のスコラ哲学者トマス・アクィナスを中心に、十三世紀西洋の哲学を概観する。ヘレニズムとキリスト教の関係からはじめ、ギリシア教父の古代哲学に対する態度、アウグスティヌスの理性と信仰について論じ、オッカムの記号論で締め括る。巻末で、東方イスラム哲学と中国思想史を概観する。
目次
1 ヘレニズムとキリスト教
2 教父哲学
3 聖アウグスティヌスと西方の教父たち
4 中世における神学と哲学
5 古典期のイスラム哲学と神学
6 イブン・ハルドゥーン―歴史学と社会学の創始者
7 聖トマスと十三世紀の哲学
8 オッカムのウィリアム―記号とその二重性
9 中国の思想