内容説明
神秘と魔法と危跡。ケルト神話のいきづく世界。すべてのファンタジーの原点「アーサー王伝説」の決定版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文吾
10
★★★★★/図書館本。アーサー王伝説の基礎知識編。関連のお話は元々は時代も国も違う多くの人によって作られていて、その裏話的なものを説明を挟みつつ教えてもらえる。「トリスタンとイズー」「ガウェインと緑の騎士」などたくさん収録されてます。2018/03/03
viola
10
マロリーのアーサー王をいい加減読まねば、とひとまず読んでみました。 イギリスの中世研究家の書いたアーサー王入門書みたいなもの。挿絵は多く、とても美しいのですが「図説」ではないかな・・・・？ アーサー王関連書は数多くありますが、（他読んでないけど）これは特に良いのでは、と感じています。やっぱりあらすじを一通り知っていたほうが読みやすいし、どこまでが引用で、マロリーのアーサー王がどこまでなのかもなのかもしっかり明記されています。 囲い込み記事がこれまた興味深く、かなり分かりやすかったです。良書！2011/01/15
らららん
5
株式会社魔法製作所シリーズで、会社のCEOが、このアーサー王伝説に出てくる魔法使いマーリンということで、全く知らなかったこともあり、とにかく一通り読んでおけばこれから先他で出てきてもわかるかな、ということで読みました。この話、ここから来てたのね、というのがいくつかあって、読んで良かったです。2015/11/20
文吾
4
★★★★★/再読、図書館本。『アストラットの美姫（P258-287）』騎士バーナードの娘・エレイン、ランスロットに恋して純潔のまま死亡、親が娘の死体をランスロットに送りつける/『ガラハッドの受胎（P134）』コルビン橋、ペレス王の娘・エレイン、魔女ブリーセンの策略/参考:シャーロットの姫＝呪いをかけられ鏡を通してしか外界を見ることができない。ランスロットに一方的に一目惚れ、死後遺骸の乗った小舟がランスロットの元に流れつく(wiki参照）2020/05/24
cecilia
4
マロリー版だけでなく、フランス版や様々なアーサー王伝説を手広くまとめていて良質な良いとこどり本だと思います。 「ガウェインと緑の騎士」が特にお気に入り。あと湖の剣エクスカリバーを手に入れる場面とか。 聖杯探究はもう少し詳しく知りたいと思いました。 聖杯探究もそうだけど、アーサー王の死やエクスカリバーを湖の姫に返還する場面は哀愁漂っていて、とても好きなところ。 私はランスロットやガラハッドのような完全無欠よりガウェインやパーシヴァルに惹かれました。 それと湖の姫とガラハッドの絵画が美しかったです。2012/08/29
