内容説明
われわれの生活とはほど遠い、むずかしい技術と思われるバイオテクノロジーも、意外なところですでに活用されており、その恩恵を受けている。本書は、すでに実用化され、また近い将来実用化されるであろう技術を、野菜、花卉、ソバ、カイコ、ウシの体外授精などについて、具体的に図・写真を駆使してビジュアルに解説する。さらに先端技術として話題を呼んでいるファインケミカルス、バイオミメティックス、バイオエレクトロニクスなどへと説きすすんでいる。信州大学放送公開講座・テレビ講座のテキストとして企画されたものである。
目次
1 バイオテクノロジー
2 遺伝子組換え技術とその利用
3 細胞融合と培養技術
4 カイコにおけるバイオテクノロジー
5 畜産におけるバイオテクノロジー
6 植物におけるバイオテクノロジー(1)―花卉・園芸作物の品種開発への応用
7 植物におけるバイオテクノロジー(2)―育種分野への応用
8 バイオマス―資源・交換・利用
9 ファインケミカルと医薬品
10 バイオミメティックス―生体機能に学ぶ技術
11 人工の歯と関節
12 バイオエレクトロニクス
13 バイオメカニクス―動くしくみ