感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
137
センダックの絵本は「かいじゅうたちのいるところ」を読んだことがありますがやや似た感じはなしの筋書きです。親に聞きたいことを聞いても返事をしてくれないので外の世界に出ていきます。スズメやウマや猫も同じ境遇に相和してある場所に行きますが、最後はまたバラバラで自宅に戻ります。よく子供の気持ちをつかんでいると感じました。2016/11/26
masa@レビューお休み中
66
読んでいると『かいじゅうたちのいるところ』を思い出しますね。でも、この物語は無常感や寂寥感がつきまとうので、読み終わった後にモヤモヤした気持ちが残るんです。主人公のマーチンはお母さんに話を聞いてもらえないことに腹を立てて家出をします。カウボーイの服を着て、髭をつけて、変装して遠いところへ行こうとします。そんな彼の気持ちを知ってか知らぬか、道中で馬とすずめとねこに出会うのです。意気投合したメンバーは、ある場所に行くのですが…。自分の都合は、あくまで自分のためのものなんですよね。大人も読んで反省する絵本です。2013/07/28
パフちゃん@かのん変更
64
お母さんは赤ちゃんのお世話が忙しくて、男の子が何か聞いてもろくに答えてくれない。だから聞いたことに答えてくれる何処か遠い所へ行きたいと思う。同じように不満を持つ、うま、すずめ、ねこと意気投合し、遠い所へ行くことになります。でも・・・。・・・というわけで一目散にお家へ帰ります。ま、いろいろ不満はあるとしても、やっぱりお家が一番かな。2015/10/25
とよぽん
46
何でも知りたがり、何でも聞きたいマーチンだが、お母さんは赤ちゃんのお世話で忙しい。「ちゃんとだれかがこたえてくれるとおいところへいっちゃうから。」とカウボーイに変装して家を出て行った。すずめ、うま、ねこと意気投合したものの・・・。とおいところって、どこにあるんでしょうね。原著は65年も前に書かれている! センダックの別の一面を見たような作品だった。2022/04/16
ねむねむあくび♪
46
お母さんは赤ちゃんにかかりきり…。かまってくれない事に怒ったマーチンはとおいところへ行くことに…。シンプルな絵もすばらしい。小さい頃は気持ちが押さえられないよね(⌒‐⌒)ちゃんと自分も見て欲しいって思うよね。マーチン坊やの、とおくへいく決心もかっこいいし、まつことを学んだマーチン坊やも微笑ましい。良い作品でした♪2013/05/15