内容説明
祖母が死んでひとりになった祖父と、クリスマスをすごすためにプラハに来たトマス。ごちそうにするコイがかわいくなり「食べるのはイヤ」と思ったトマスを、祖父の温かい心がつつみます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
28
チェコスロバキアのクリスマスでは、鯉を食べるという文化に驚いてしまいました。 クリスマスの雰囲気が、知っているイメージとこんなに違う国があったのですね。 鯉を買いに行ったトマスは、買った鯉に名前を付けてしまいました。 食材がペットに変わってしまったのです。 その後のてん末は想像できますが、こんなクリスマスも良いのかも知れません。2021/12/19
るんるん
26
プラハのクリスマスの物語。トマスのように魚屋で買ったコイの行方を心配する子がいるのかもしれないな。絵や文から、子どもの純粋さに寄り添いたい思いがあふれている。ページをめくるたび異国のクリスマスに心みたされる。キラキラではない素朴な灯りと音楽。メリークリスマス♪2016/12/24
mntmt
17
チェコでは、クリスマスにコイを食べるそうです。へぇーっと思いながら、読み始めました。トマスの優しさ、おじいさんの優しさに心が温まります。今年一番のクリスマスストーリーかも。手元に置いておきたい。2015/11/24
いっちゃん
9
おじいさんとトマスの関係がとても良い。何だか心があたたまる。優しいおじいさんの表情がとても好きだった。2015/12/20
がる
9
読友さんご紹介本。 トマスもおじいちゃんもやさしくて、素敵な物語。 窓やバルコニーにツリーを結わえつけているのがおもしろいです。コイを食べる風習というのも初めて知りました。色々なクリスマスがあるのだなぁ。手元に置きたい絵本。 2012/03/20