内容説明
文化を解読する鍵を、文学・美学・宗教・哲学の知に探る。
目次
文学史におけるアレゴリー
(アレゴリーの歴史における連続性;アレゴリカルな混淆;アレゴリーと宇宙;アレゴリーと時間;アレゴリーとコーラム)
徳の精神史―〈節制〉を中心に(ソフロシュネの生成;プラトンとアリストテレス;ヘレニズム世界からローマへ;キリスト教的西欧における継受;枢要徳の図像学)
文学における象徴と象徴主義(象徴主義文学運動の展開;文学史用語としての象徴主義)
哲学におけるメタファー(基根メタファー理論;哲学におけるカテゴリーとメタファー;限定された領域における認識のメタファー)
宗教におけるメタファー(宗教における一次的イメージ;宗教におけるメタファーの発見;メタファーへの神学による接近;近代の宗教思想におけるメタファー)