出版社内容情報
現代医学を革新させたセリエ = ストレス学説の展開と応用。現代病の誘因または生命力強化因子としてのストレス症候群のメカニズムを平易に説き健全な生き方を処方。
内容説明
現代病の誘因あるいは生命力強化の因子としてのストレス症候群のメカニズムを解き明かし、その根本的理解と認識を促しつつ、現代人に、〈愛他的利己愛〉の精神をふまえた、様々な緊張と刺激から解放された健全な生き方を処方する。原書改訂版。
目次
第1部 ストレスの発見(ストレス概念の先駆者;ストレスの最初のきざし;全身適応症候群の誕生)
第2部 ストレス構造の解明(構造の解明と青写真;生体のメカニズムを解く;ストレスと炎症;全ストレス・メカニズムの概観;適応の本質)
第3部 適応病(危険な徴候;腎臓病;心臓病;血管病;炎症性疾患;その他の病気;科学者が異論を示すとき)
第4部 学理の統一的全貌(統一の探究;ストレス概念による統一;生物学と医学の目的論的思考にたいする弁護)
第5部 その意味するものと応用(日常生活のストレッサー;ストレス概念の医学的意義;精神身体医学的意義;哲学的意義;前途)