叢書・ウニベルシタス<br> 解明 M.セールの世界―B.ラトゥールとの対話

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叢書・ウニベルシタス
解明 M.セールの世界―B.ラトゥールとの対話

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  • サイズ B6判/ページ数 326p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588005367
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C1310

出版社内容情報

現代思想界に特異な光彩を放つセールが,自らの思想の生成過程を初めて明かす。百科全書的知の探検を経て,科学と詩・哲学と文学との統合に至る軌跡を縦横に語る。

内容説明

現代思想界に特異な光彩を放つセールがみずからの思想の生成過程を明かす。百科全書的な知の探検を経て、科学と詩・哲学と文学との統一をめざし、総合的な「知恵」にいたる軌跡を縦横に語り尽す。

目次

第1の対話 形成
第2の対話 方法
第3の対話 証明
第4の対話 批判の終焉
第5の対話 知恵

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぷほは

2
完全に本で受ける印象どおりの語り口で飛ばしていくセールに対し、辛抱強く且つ独自の比喩でお茶目さもアピることに余念なしのラトゥール。牧羊神たるヘルメスも、通り過ぎる天使たちも、西欧の数学と物理学と哲学と文学の幾万通りの組み合わせの中から、ある特定の形象がセールによってそう名指されるとき、それはもう既にそこにいない。戦争やヒロシマのニュースに対する原初的経験を語る彼にとっては、青年時代のレヴィ=ストロースがいれあげたマルクス主義など眼中になく、またフーコーが最後まで固持した歴史の時間なども退屈に映るのだろう。2017/08/04

生きることが苦手なフレンズ

0
聞き手のラトゥールとは、混合、人とモノ、前置詞、ネットワークなどの方法?概念?関心?で共通しているが、この人の場合、HIROSHIMAの体験に基づく、悪の問題を考えているのが大きく異なる印象。この対話を読んでいて、講談で出てくる、宮本武蔵と塚原卜伝の戦いを連想した。卜伝は別に戦う意志もないしその次元にはいたくないんだけど、切りかかってくるから応戦して、そこに奥義がある感じ。2014/02/23

wanted-wombat

0
セールの著作は、気にはなっていたけれど未だに読んだことがなかった。本書はラトゥールとの対話で構成されているため、比較的読みやすいとは思ったけれど、彼等の対話が高度過ぎて何を言っているかいまいち理解出来なかった。でも、セールが好きになったことは間違いない。著作を読めば、少しはどんな話をしているか理解できるだろうか。2013/03/24

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