出版社内容情報
おなじみ三人組は、登山に挑戦して頂上をきわめたが、下山中、霧にまかれて遭難の危機に!? そのうえ誘拐事件に、まきこまれてしまう- - -。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オーウェン
48
冒頭に小学生の夏のイベントとしてラジオ体操と海水浴は分かるが、登山合宿が不人気という件は笑えるシリーズ21作目。 仕方なく3人組が加わるが、その行程で低気圧にやられて遭難の羽目に。 タイトルは結果的にという形だが、実際こういう状況では経験者や大人がいないと、こうも上手くはいかないだろう。 その意味ではハカセが持ってきた地図やロープなど準備万端の荷物が理にかなっている。 最後のハチベエの現金なとこは微笑ましい終わり方だった。2021/04/07
池野恋太郎
3
シリーズ21作目。 何回あるんだという六年生の夏休み。別の話ではこの日付ぐらいにハカセは入院している。2019/09/09
むん
2
子供向けと思って軽い気持ちで読み出したら、渡渉技術や気象概況判断などに只者で無いスキルを感じた。後書きに作者が山岳部の出身とあって納得した。渡渉でロープに沿って泳いだり、上流から下る様に歩いたり沢登りをよく知っているのに、道迷い遭難で動き回ったり、谷筋に下ってしまったり、同じ人物とは思えないギャップが面白かった。ズッコケ3人組が山好きになる感じで終わるのが嬉しかった。2014/05/02
なおなお
1
山の自然の厳しさを丁寧に描いてある。それに加えて誘拐事件も発生するなんて…さすがズッコケシリーズ、ストーリーが飽きないように工夫されている。 当時の小学生も、山岳など歩くことに遠のいているとしたら、現在はもっと遠のいているかもしれない。2019/07/17
絵具巻
1
おさげ。読みおさめ。2018/11/09