感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
masa@レビューお休み中
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バーバラ・クーニーの絵に魅せられる。それは、美しいからではない。印象的で、象徴的で、解放的な少女に魅せられるのだ。うたを歌う、ちいちゃな女の子はすべてから解放されている。裸で家の中を歩く。好きな果物を口にする。木の上に登り、山の洞穴でたき火をする…。何もかもから解き放たれ自由な少女は「いつでも新しい何かになれる」と言う。風のようにやさしく、花のように美しく、新緑のように爽やかに…どこまでもちいちゃな女の子は自由奔放に存在することができるのだ。この世界は大人には手に入れることができない。だから、羨ましい…。2014/03/17
おくちゃん🌸柳緑花紅
85
裸の女の子の絵にちょっとビックリしたけれど、ビックリするって事が大人になってしまったからなのね。わたしは赤よ。わたしは金よ。わたしはみどりよ。わたしは青なの。わたしは いつでも わたしでしょう。バーバラ・クーニーさんの絵が素敵です。私だって、いつもあたらしくなる。何歳だってね。伸びやかで自由なちいさな女の子。の心を忘れないでいたいなぁ。2016/09/21
小夜風
22
【図書館】クーニーさんの絵ですが、いきなり裸の女の子が目に飛び込んできてビックリしました。下着をつけて、服を着ている場面になるとホッとするという(笑)。この女の子の感覚を持ったまま大人になれる人っているのかな。もしいたら羨ましいな。そういう人がアーティストになれるんだろうな。2015/07/15
ヒラP@ehon.gohon
17
はだかの女の子が登場したのでどきりとしました。 私の知らなかったクーニーさんです。 でも、まだ何色にも染まらない、夢一杯で、すでに大人からの視線を意識している女の子を表現するために描いたのだとわかります。 女性の感覚かも知れませんが、男親の立場から受けとめたい、繊細で詩情溢れる絵本です。2019/06/25
いっちゃん
16
絵本で、全裸の女の子ってドキッとする。でも、不快な感じはなく、綺麗。やっぱり絵が良い。特に、わたしはあかよ、金、みどりよのところ、ジーンときた。2016/03/14