内容説明
クリスマス・イブのよる。おじいさんサンタとトナカイたちは、すっかりくたびれて、うちにかえってきました。なにしろ、せかいじゅうのこどもたちに、クリスマスのおくりものをとどけてきたのです。やっとやすむことができるとおもったら、ふくろのなかに、まだひとつ、おくりものがのこっているではありませんか!おじいさんサンタは、なんとかして、クリスマスのあさまでに、ロリー・ポリー山まで、おくりものをとどけることにしました。はたして、まにあうでしょうか…。世界中の絵本ファンを魅了するバーニンガムはじめてのクリスマス絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
80
イヴの夜、大仕事を終えくたくたで帰ってきたサンタとトナカイたち。ベッドに入って休もうと思ったら、なんと袋の中にくばり忘れたプレゼントが!(´;ω;`) ぐっすり眠っているトナカイを起こすのは忍びなく、サンタはパジャマの上に赤いマントを羽織って冬の夜をトボトボ歩き始めました。遠く離れた山の頂上を目指して……。ダイハードのようなアクションシーンの連続。ユーモラスでハートフル。風景の描写が素晴らしく美しい。1993年11月初版。2015/12/18
yumiha
55
誌友さんの紹介で、読んでいないバーニンガム?と思ったのだが、たぶん再読。配り忘れたプレゼントを届けるためにさまざまな困難?を乗り越えて、サンタクロースは、山へ向かう。相棒のトナカイは、もうすでにベッドの中。それにしても、『いつもちこくのおとこのこジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー』といい本書の「ハービー・スラムヘンバーガー」といい、何度も出てくるのにカタカナ名をすっと覚えられない私には、読み聞かせに苦労するだろうなあ。2021/12/21
Willie the Wildcat
55
子供の夢。皆で繋ぐ夢。次男と「次はどうやって移動するんだろう?」と楽しむ。結果より経過。助け合う、夢を分かち合う。「あっ、お風呂入らずに寝たよ!」と次男・・・。許してあげようよ~。(笑)夢の一杯詰まった贈り物。やはり、”感謝”の気持ちかなぁ。おじいさんサンタが1人で出かけ、そして戻る絵がとても印象的。(当たり前だけど)やはりサンタ。使命感と愛情が一杯!2012/12/22
Natsuki
52
表紙のサンタさん?何故馬に乗っているのか?何故上下揃いの赤いサンタ服ではないのか?それは読んでのお楽しみ?さらっとラフな感じで描かれた絵。美しい背景のグラデーション。繰り返したんたんと激しく?展開されるお話。それに反比例するかのようにアナログ化していくところ。このレビュー自体、なんのこっちゃ分からないと思いますが、個人的に大好きな絵本❤ということ?2017/12/13
♪みどりpiyopiyo♪
49
クリスマスの夜、おじいさんサンタとトナカイ達はすっかりくたびれてうちに帰ってきました。やっと休むことができると思ったら、袋の中にまだ一つおくりものが残っているではありませんか!おじいさんサンタはクリスマスの朝までにロリー・ポリー山までおくりものを届けることが出来るでしょうか。■サンタさんがんばって! 沢山の人たちに助けられて道を急ぐサンタさんは、子供思いの とってもサンタさんらしいサンタさんでした♡ ■ジョン・バーニンガムさんのお話はいつも、たのしく優しい素敵なファンタジーでにっこりです♪(1993年)2016/12/24