内容説明
あらしがやってくる様子を、男の子は静かに、ときにはお母さんに問いかけたりしながらじーっと眺めている。あらしは、男の子の住んでいるところだけでなく、町や海辺、牧場にもやってくる。あらしがとおりすぎてしまうまでを、やさしく、おだやかに描いている。カルデコット・オナー賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
60
嵐がやってきて、過ぎ去っていく。我が家は、激しい嵐から守ってくれる。母は、優しく守ってくれる。激しいのに静かな絵本。2019/08/31
gtn
20
稲妻の光や雷の音に触れ、何かと尋ねる子に、電気の基、雨雲通しがぶつかり合う音と、科学的に答える母。そこに詩的情景が加わり、子の想像力が膨らむ。2022/11/26
魚京童!
18
あの気持ちを忘れない。2016/06/29
mntmt
17
暑い夏の日が一変、あらしがやって来ます。いなか、町、海辺、山。それぞれの場所でのあらし。表現力、文章の力がすごい。原題:The Storm Book2015/12/20
おはなし会 芽ぶっく
16
男の子の視点で、嵐がやってくる様子を描いた絵本。文章を読んで絵を見るという仕様なので、しっかり絵だけを見ることができます。会話は男の子が時々お母さんに尋ねたりする程度で、文章で嵐の様子を感じられます。【1953年 コールデコット賞 オナーブック 】(日本で翻訳された絵本)2021/02/13