内容説明
いなくなったおじいちゃんをさがしにたびへでた、ヒンケンとミュラン、それに、いぬのストルント。へいげんをこえ、もりをぬけ、へいのむこうのあらゆるところをさがしまわり、ついに、せかいのはんたいがわへ。…おじいちゃんに対する子どもたちの真剣で愛情のこもった気持ちを、ユーモラスな語り口で、あたたかく描いた、スウェーデンのロングセラー絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あきすての
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よまされる言葉に、なんだか胸がいっぱいになってしまいます。経る年月が数字となって羅列されると、それだけ頼りなくも果てしないきもちでおじいちゃんを探しているのが伝わってきます。どこか不安定で、でもいとおしい作品です。2014/05/05
ドント
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いかにも遠まわしで暗喩っぽい冒頭でふぅむわかりやすいな、と思ったものの、旅が進むにつれてあれあれ、そう簡単な話じゃないな、と気づき、いつの間にかだいぶ遠くに連れてこられちゃった、そんな絵本。おじいちゃんを追っていく子どもたちを見る視点があくまでもやさしいのがよい。2012/11/18