みずうみにきえた村

みずうみにきえた村

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(頁/高さ 24X27cm
  • 商品コード 9784593503575
  • NDC分類 E
  • Cコード C8797

内容説明

家という家はすべて、それに教会も学校も―人間が生きていた証となるものはすべて―永遠に水の底にしずんでしまいました。あたりまえのように感じていた、自然のすばらしさや、やすらぎ…。そんな楽しい日々を与えてくれた故郷の村がしずめられ、貯水池になってしまった様子を叙情的に描く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

85
子ども時代を過ごした故郷の村は貯水池になって、水の底に消えてしまった。いまでも思い出す風景は、心の中にだけ残っている。もう、訪れることはできない。バーバラ・クーニーさんの叙情的な絵が、胸に響きます。2015/07/26

KAZOO

69
なぜ、自分たちの住んでいる村が湖の底に沈むことにならなければならないかの説明もきちんとして、ダム工事のやり方も絵でうまく見せてくれます。この絵も素朴な感じで、色彩もきれいで印象に残ります。最後のほうでも湖の上をボートでこいでいる姿も印象的でした。2015/07/26

Heart

25
お気に入りさんのレビューに引かれて*とっても良かった。(;_;)一ページ、一ページ、噛み締めるようにゆっくり読んだ。子供はもちろん、大人になって読むと物凄く衝撃的というか、自分の中で響くものがある。お金では買えない物ほど尊い物はないなと思った。(;_;)図書館本ですが、手元に置いて大切にしたい作品なので購入したいと思います。(*´ー`*)2016/03/16

みさどん

19
水調整のためにダムの底に沈む村の闘いは本県でも起きていた。アメリカでも同じく、日本より遥かに大規模な工事がおこなわれていく。大都市のために話し合いがもたれ、粛々と村の引っ越しがなされ、水がたまってしまうまでには7年もかかったという。それはそれは大きな貯水池ができあがるのだ。静かに見守る女の子の目線で語られ、水の底の見えない町が想起される。悲しい事実はたくさんあるのだろうけれど、淡々と語られることで、読み耐えられた。国レベルの事業、我慢させられる人が多数いることをみんな知っていなくてはならない。2015/11/09

いっちゃん

17
二年前に読んでたのに、すっかり忘れて再読。でも、前読んだときより意味がわかったみたい。年齢で感じ方も変わるから、やっぱり本は何回読んでもいいなと思う。2015/07/06

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