出版社内容情報
絵本(小学)
天使になったおねえちゃんとぼくは一緒に遊びに行く。キャラメルを食べて映画を見て友達の所へ…切なく楽しいスウェーデンの絵本。
内容説明
ぼくはおねえちゃんに一度も会ったことがない。でも、ぼくにはわかる。髪は長くて金色、目は灰色で、親切で楽しい。最高にいいおねえちゃんなんだ…。スウェーデンの人気児童文学作家コンビがおくるせつなくてユーモラスな“ぼくたち”の物語。1996年アウグスト・ストリンドベリ賞受賞作。小学校低学年から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雨巫女。@新潮部
11
《図書館-通常》ウルフは、優しいと思いました。亡くなったお姉さんにあえてよかった。きっと見守ってくれていたんだよ。私も亡くなった弟がいたこと、ふと思い出しました。2020/02/18
おはなし会 芽ぶっく
11
保健士さんに借りた本。外国(スウェーデン)のおはなしなので、ちょっと文化の違いを感じました。男の子が生まれる前に、お母さんのお腹の中で死んでしまったお姉ちゃんと会うことが出来る不思議なおはなし。長め2019/10/21
ははは
5
おねえちゃんと散歩したり、おやつ食べたり、映画をみたり、お友達を紹介したり、この世をみせてあげられて、おねえちゃんにとって幸せな1日だったろうね!金髪のかつらが欲しかったのはこういう訳だったのね。2012/06/17
ヒラP@ehon.gohon
2
生まれてくる前に死んでしまったお姉さんのことを思う主人公ウルフ。 この世に生まれることができなかった兄弟への思いやりということには、ただ驚きと称賛を感じます。 まだ見たことのない姉が、ウルフに乗り移りました。 ウルフはその姉に自分の仲間たちを紹介したくて、女装して出かけます。 お姉さんのためなら何でもできるのです。 この優しさはちょっと理解を超えています。 それだけにウルフ・スタルクの感性に感動してしまいました。 ユーモアたっぷりなのにどうしで切ないのでしょう。 素晴らしい作品です。2011/09/02
がる
2
1996年アウグスト・ストリンドベリ賞受賞作。 聖書の言葉から始まる、ちょっと笑えて、ちょっと切ないお話でした。2011/02/09