おちびのネル―ファースト・レディになった女の子

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おちびのネル―ファースト・レディになった女の子

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(頁/高さ 29cm
  • 商品コード 9784593503810
  • NDC分類 E
  • Cコード C8797

内容説明

エレノア・ルーズベルトという女性を知っていますか?大統領夫人としてのみならず、ひとりの社会活動家として、人権や福祉の向上のために大きな役割をはたし、「アメリカの良心」とたたえられた人です。だいすきなおとうさまに「おちびのネル」とよばれていた小さな女の子―エレノアはお金持ちではありましたがしあわせな子どもではありませんでした。おかあさまに愛されていないという思い、はやすぎる肉親との別れ、つめたくきびしい家…。でも、“おちびのネル”はじぶんを信じ、くらい家から世界へと心をひろげていったのです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

masa@レビューお休み中

69
人は、やはり見た目ですべてを決めつけられてしまうのだろうか。かわいい子が優先されて、かわいくない子は後回しにされてしまうのだろうか…。主人公のエレノアはまさしくそんな存在なのである。お金持ちの家に生まれたけど、誰からも愛されずかわいがられず生きなくてはいけない少女であり、存在すら否定されていたのだ。ルーズベルト大統領夫人の自伝的なお話を描いたものです。どんな状況でもくじけず、前を向いて歩き続けたエレノアはすごいなと思ってしまいます。幸せの条件って…誰かから必要とされ、愛されることなのかもしれない。2013/08/08

たまきら

34
最近ではFDRよりもエレノアの方が評価も注目度も高くなった気がします。実の母親に「おばあちゃん」と呼ばれ、身勝手な父親には放置され…家庭では幸せな時間を持てなかったからこそ、彼女は社会に貢献していったのかなあ…としんみり読みました。まんがの伝記も面白かったけれど、こちらの方が短くても深い感動を与えてくれました。素晴らしかった。2022/03/12

ツキノ

26
【エレノア・ルーズベルトの少女時代】1997年11月発行。図書館の利用者さん返却本。こんな少女時代だったのか…。バーバラ・クーニーによる丹念な取材によるもの。読めてよかった。【46-615】2022/02/25

遠い日

14
クーニーが3年もかけて取材をし、手がけたこの本は、フランクリン・ルーズベルト大統領の妻になったエレノアの子ども時代を丁寧に描いている。精神的に決して幸福ではなかった子ども時代を丁寧になぞり、自分という者の軸を築くに至るエピソードは胸に迫る。社会的弱者のために尽くした人生は、この不遇な子ども時代の経験があったからこそ。静かで力強い物語に、じわじわと胸が熱くなる。2013/02/06

あおい

12
決して幸せとはいえなかった子供時代を過ごしながらも良く学び優しく慈愛に満ちた女性。後に大統領夫人になるエレノア・ルーズベルトの生涯。2022/02/27

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