出版社内容情報
ポスト工業化,経済のグローバル化,少子・高齢化などの社会変動は,人々の生涯や地域社会,仕事の世界を秩序づけてきた世の中の構造を大きく変えつつある。なかでも人口増加社会から人口減少社会への転換,および成長型社会から定常型社会への転換は,私たちの生活にかつてないインパクトを与えた。その実態を,とくに世代とジェンダーという切り口から明らかにし,今後の暮らしと社会の新しい地平を展望している。少子高齢社会のライフコース,親子と世代,変わるジェンダー関係,現役世代の生活像など全15章で構成されている。
1.変動するの生活像
2.少子・高齢社会のライフコース
3.個人と家族
4.親子と世代
5.仕事の世界と働き方
6.仕事と家庭
7.男性の育児参加
8.若者期の生活像
9.現役世代の生活像
10.向老期・高齢期の生活像
11.人口減少と生活リスク
12.生活課題とリスクへの対処
13.人口減少と地域の変容
14.地域の価値と生活の質
15.人口減少社会の生活の創造