出版社内容情報
近代の初頭に,ヨーロッパ人の植民によって様相を一変した「新大陸」社会は,その後,18世紀から20世紀にかけて独自の国家群を形成していった。本書では,ヨーロッパ人の進出から始まる近代以降の南北アメリカ大陸の歴史を,現代まで概観する。アメリカ合衆国のほかに,中南米諸国,カナダにもふれる。
1.新旧両世界の出合い
2.北米大陸の植民と合衆国の独立
3.中南米植民地の独立
4.合衆国における民主政治の展開
5.合衆国における南北対立の激化
6.南北戦争と再建の時代
7.19世紀末の合衆国社会
8.中南米諸国の「近代化」の苦悩とカナダ自治領の形成
9.革新主義と海外進出
10.中南米諸国における民衆の登場と合衆国の影
11.戦間期の合衆国と第二次世界大戦
12.中南米諸国による自立の試み
13.冷戦開始から1960年代
14.苦悩する中南米諸国
15.バクス・アメリカーナの時代をこえて