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ノンヒューマン環境論―分裂病者の場合

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  • サイズ A5判/ページ数 417,/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784622021988
  • NDC分類 493.7

内容説明

本書は、ノンヒューマンな環境の独自の意味を考察しつつ、それが人間精神の発達および精神分裂病の発症と回復にどのような役割を果たしているかを論じている。限定復刊。

目次

第1部 予備的考察(人間とノンヒューマンな環境との近縁性)
第2部 健康な人が経験するノンヒューマンな環境(乳児におけるノンヒューマンな環境との主観的一体性;健康な人格の連続的発達におけるノンヒューマンな環境 ほか)
第3部 精神病と神経症におけるノンヒューマンな環境(自己とノンヒューマンな環境との混乱;ノンヒューマンなものになるという不安、あるいはノンヒューマンなものが露呈するのではないかという不安 ほか)
第4部 文化的観点から(ノンヒューマンな環境内の人間に影響を与える文化のあり方)
第5部 未来に向かって(この主題の今後の探究によって掘りおこされる潜在的価値)

著者等紹介

サールズ,ハロルド・F.[サールズ,ハロルドF.][Searles,Harold F.]
1918年生。アメリカ東部ニューヨーク州北部のキャッツキル山地で育った。1943年ハーヴァード大学医学部卒業。1944‐51年、ニューヨークホスピタルで一般研修を受けた。1950年頃から64年はじめまで、チェスナット・ロッジ病院のスタッフであった。この15年の分裂病者の治療体験が本書に結実している。現在、ワシントン近郊ベゼスダで、個人精神療法のオフィスを持ち分析治療を行なっている

殿村忠彦[トノムラタダヒコ]
1967年名古屋大学医学部卒業。愛知県立城山病院に勤務

笠原嘉[カサハラヨミシ]
1928年神戸に生れる。京都大学医学部卒業。精神医学専攻。名古屋大学名誉教授。桜クリニック院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りっつん

1
サールズの豊富な統合失調症の記述が光る。哲学、物理学、文学等広範な知識と自分自身の経験を率直に明かしながら鋭い洞察と議論の展開がなされている。よみごたえのある一冊。2012/12/24

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