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モンテーニュとメランコリー―『エセー』の英知

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  • サイズ B6判/ページ数 322,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622030768
  • NDC分類 954
  • Cコード C1010

出版社内容情報

憂うつ気質の彼がいかにして狂気を回避したかを精細に説き、『エセー』を時代の中に位置づける。

内容説明

本書は、『エセー』の範囲と目的を再吟味して、モンテーニュが自らの憂うつ気質の舵をいかに取って、適切な心理的水路にみちびき、肉体と精神のバランスをもとめつづけ、詩人タッソのような天才にも影響をおよぼした狂気を回避しようとしたか、それを説得的に示してくれる。

目次

独創性
天才
モンテーニュの憂うつ
天才から狂気へ―トルクァート・タッソ
特権と恩寵
万人共通の恍惚さまざま
私生活
恋愛と戦争
人から人へ
試行と解決〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ラウリスタ~

9
モンテーニュを勉強する上では最重要の本の一つらしいので読んでおいた。割と読みやすい。モンテーニュ自身の文章と同じように、さくさくと明快な文章で進む。16世紀ってその点いいな。四体液説に基づく憂鬱と狂気、天才との関連からモンテーニュを読み解く。プラトン、アリストテレスとかもしっかりと読み込むことが必要らしい。憂鬱であることが天才であるための必要条件ってのは、ある意味現在にまで連綿と続いているように見えて、体液説の根強さが感じられる。面白い本だと思う。2012/10/09

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