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詩人が贈る絵本
私、ジョージア

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  • サイズ B5判/ページ数 1冊(ペ/高さ 24cm
  • 商品コード 9784622047414
  • NDC分類 E
  • Cコード C8797

出版社内容情報

大切にしたい本がある――詩人 長田弘により選書・翻訳された『詩人が送る絵本』の第2弾・全7冊の刊行が始まりました。
第1回配本は、本書『私、ジョージア』と『人生の最初の思い出』(パトリシア・マクラクラン)の2冊。
今後、月に1冊ずつ刊行の予定。
ルーグウィン『いちばん美しいクモの巣』  12月
モリソン『子どもたちに自由を!』     2002年1月
センダック『魔法使いの少年』       2002年2月
ウィラード『おばあちゃんのキルト』    2002年3月
『リンカーン ゲティスバーグ演説』     2002年4月・完結

※全7冊が完結しました。各本のカバー袖についている応募券を集め、指定の葉書に添付、出版社に返信すると、美しいセット函がプレゼントされます。


第1回配本 『私、ジョージア』
「わたしが住んだのは、とても高いところ、雲のなかだ。その窓から見るものを、わたしは絵にかいた」。
まだ若い少女の頃から、ジョージア・オキーフは、世の中を彼女だけの視点から見ていた。花々。砂漠。丘。そして空。98歳の死まで絵筆をとりつづけたオキーフの生涯を、美しい文章と絵でおくる。

書評より:
「どんなに大それた希望であってもこの人にはかなわない、とジョージア・オキーフの自伝を描いた絵本『私、ジョージア』を読んで思った。もし、この本を読んで興味を持ったら、それが消えないうちに…」(角田光代/朝日新聞 2002.1.13)

「力強い生き方が勇気をくれる」(2002.5 たまごクラブ)

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Geanette Winter(ジャネット・ウィンター)
シカゴ生まれ。ジョージアとおなじシカゴの美術学校でまなんだ。べン・シャーンの絵に影響をうけ、イラストレーションの道を選び、移民の子どもたち、シェーカー・コミュニティ、メキシコの村の人びとなどを主題に、新しい伝記の絵本の世界を拓く。ジョージア・オキーフという希有のアーティストのたましいの秘密を見事にとらえたこの魅力的な絵本は、「ジョージア自身の内面の旅と、ジョージアの想像力をとらえた自然の風景」をうきぼりにして激賞された。テキサスとニューヨークで1年を半分ずつすごす。大のバッハ好きで、この絵本はつねにバッハのながれる絵本作家のテキサスの仕事部屋で画かれた。

長田弘(おさだ・ひろし)
詩人。1939年福島市生まれ。代表的な詩集に『一日の終わりの詩集』『黙されたことば』(ともにみすず書房)『深呼吸の必要』『食卓一期一会』『世界は一冊の本』『記憶のつくり方』(ともに晶文社)など。「贈る絵本にこの本を選んだのは」と詩人は言う。「この絵本を手にしたという記憶を、できるだけおおくの人と共有したかったから」。

内容説明

ジョージア・オキーフという人を知っていますか、その人の絵を、そして生き方を?花、骨、摩天楼、砂漠、丘、そして、空。澄みきったまなざしで世界を見つめつづけて、「もっとも純粋で、もっとも真実な」といわれる数々の傑作をのこした女性の画家ジョージア・オキーフは、いつも静かな微笑をたやさず、生涯のほとんどをニューメキシコの荒野ですごして、98歳まで生きた。どんなときにも「ほんとうに生きている」と感じられるような生き方をもとめて、じぶんをゆずらなかったジョージア・オキーフの肖像を、色彩のよろこびをとおして鮮やかにつたえる、まったく新しい絵本の伝記。

著者等紹介

ウィンター,ジャネット[ウィンター,ジャネット][Winter,Jeanette]
シカゴ生まれ。ジョージアとおなじシカゴの美術学校でまなんだ。ベン・シャーンの絵に影響をうけ、イラストレーションの道を選び、移民の子どもたち、シェーカー・コミュニティ、メキシコの村の人びとなどを主題に、新しい伝記の絵本の世界を拓く。ジョージア・オキーフという希有のアーティストのたましいの秘密を見事にとらえたこの魅力的な絵本は、「ジョージア自身の内面の旅と、ジョージアの想像力をとらえた自然の風景」をうきぼりにして激賞された。テキサスとニューヨークで1年を半分ずつすごす

長田弘[オサダヒロシ]
詩人。1939年福島市生まれ。代表的な詩集に『一日の終わりの詩集』『黙されたことば』(ともにみすず書房)『深呼吸の必要』『食卓一期一会』『世界は一冊の本』『記憶のつくり方』(ともに晶文社)など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

124
このシリーズは昔いくつか読んだ覚えがあります。この作品は、ジョージア・オキーフの生涯を長田さんが訳された文章ときれいな色合いの絵で楽しませてくれます。オキーフはフリーダ・カーロと並んで好きな女流画家ですが、特に大きな花が印象に残っています。結構長生きをされたのですね。ヤングアダルト向きの絵本だと思われます。すばらしい本だと思います。2017/01/15

新地学@児童書病発動中

105
ジョージア・オキーフの純粋な生涯がよく伝わってくる絵本。アンリ・ルソー風の天真爛漫な絵によって、芸術に身を捧げた画家の一生を劇的に表現している。絵本の中に出てくる「ずっと遠いところが、いつも、私を呼んでいる」というオキーフの言葉が、強く心に残る。彼女はいつでも澄み切った美の世界に、目を向けていたのだろう。まわりの人たちとの葛藤もあったと思うが、それを乗り越えて死ぬまで絵を描き続けた生涯に胸を打たれた。2016/11/21

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

71
長田弘氏が選んだ【詩人が贈る絵本】シリーズの一冊。画家ジョージア・オキーフの自伝。12歳のときには芸術家になると決め、独りでいる時間を幸せに過ごしていました。「人のしないことをする」のがモットーだったといいますから、周りの人たちは大変だったと想像しますが、彼女は美術学校を卒業すると、テキサスの大自然を旅するようになります。そこで昼も夜もなく描き続けた絵を携えてニューヨークへ。そして再び、自然の中へ。98歳まで生きた彼女は、最後に雲を描き「これがわたしの空」と納得して絵筆を置いたのでした。2015/03/21

ふう

70
読友さんの感想で知った本。言葉をかみしめながら、絵を見つめながら、そしてジョージアの思いに気持ちをはせながら、繰り返し読みました。一人でいること、人と違うことを心地よいと感じ、独自の感性と手法で花や空を描き続けた画家。彼女を導いたものは、「ずっと遠いところからよびかけてくるもの」でした。遠いところ…それは自分の奥深くからよびかけてくるものだと言えるかもしれません。そういう声と向き合いながら、芸術家と呼ばれる人々は作品を生みだしていくのですね。少し難しいけど、子どもたちにもぜひ読んでほしい本です。2017/01/28

Shoko

18
図書館。また「長田弘 訳」の文字に惹かれて手に取った本。 ジョージアは12歳の時には、もう自分が何になりたいか知っていた。「私は芸術家になるのだ」「じぶんが何をしたいか、わたしにはいつもわかっていた・・」「ひとりぼっちというのはすばらしいこと」 絵を描くことに、のめり込むジョージアの姿は、眩しい。一心に物事に打ち込むことができるのは幸せなこと。2016/11/22

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