出版社内容情報
島崎 隆[シマサキ タカシ]
著・文・その他
内容説明
本書は1997年からのウィーンでの著者自身の研究滞在をきっかけとして、生活・文化から哲学という抽象的な学問にわたるまで、ずっと考えつづけてきたことをまとめたものである。
目次
1 ウィーンの生活と文化を哲学する(ウィーンとオーストリアの歴史と国民性―紹介;世紀転換期の思想と文化―なぜ、いま「ウィーン世紀末」なのか?;ウィーンにおける私の「宗教体験」)
2 オーストリアの教育と「哲学すること」(徹底してフィロゾフィーレンせよ!―オーストリアの哲学教育の方針について;日本の指導要領はどうなっているのか?―日本とオーストリアの教育方針の比較・検討)
3 「オーストリア哲学」の可能性(なぜ、いま「オーストリア哲学」なのか?―もうひとつの「ドイツ哲学」の発見;「オーストリア哲学」の独自性の探究―「ドイツ哲学」に抗して;ウィトゲンシュタインとウィーン世紀末)