出版社内容情報
〔ポスト・ソシュール派文学理論批判〕バルト、ラカン、デリダをフランス・ポスト構造主義の急先鋒と見たて、そのアメリカ現代思想・文学理論の世界への浸透を過激に批判する大著。
内容説明
バルト、デリダ、ラカンなど現代フランス思想の精鋭たちの思想をソシュール言語理論の誤解にもとづくものと裁断しアメリカ文学批評・理論においてポスト構造主義が席捲する知の状況をきびしく批批的な鳥瞰する長大な最新論考。
目次
第1章 文学、言語、現実
第2章 文の交わりとしての文学
第3章 幻想としての指示作用
第4章 指示作用復興
第5章 鏡像段階―批判的省察
第6章 歩行と差延―レゴ中心主義の復権へ
第7章 事実、そして真理対応説